商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2018年1月度 CO・OP千葉県産 殻付落花生

お申し出

中身はきれいだけど、外側の殻の色が黒っぽい部分があって心配

検査室からの回答

 この商品は千葉県産の原料を使用して製造しています。国産の殻付落花生は個体差もありますが、中国産に比べると殻の厚さがやや薄く、栽培中の土壌の成分(火山灰に含まれる鉄の成分)から中国産に比べると殻は黒くなっているのが特徴です。主産地の関東平野は土壌に鉄分が多く、これによる影響だと考えられています。
 日本の落花生は千葉県の生産量が全国一で、関東一円を中心に栽培されていますが、これは関東平野の土質が落花生の栽培に適しているからです。落花生は花が咲いた後に「子房柄」という実になる部分が土の中に潜っていきますので、畑の土壌が柔らかい必要があります。殻の色目につきましては商品特徴としてご理解ください。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1103件(前年同月1207件)

〈1月度検査状況(17.12.21~18.1.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 752 3 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 44 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 213 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 40 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 8 なし 問題ありませんでした。

外注検査に出したもの

17 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

29 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】218件(前年同月268件)

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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