商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2015年11月度 第5回 取引先様品質管理担当者学習会

品質管理の向上をめざして

11月19日 京橋本部 参加 55社 82名

主催:おおさかパルコープ・大阪よどがわ市民生協
後援:パルフレンズクラブ

お取引先様の品質管理担当者の方を対象とした学習会が開催されました。今回で第5回目となります。
学習会の主旨は「生協に納品する産地メーカーさんの品質管理能力の向上」を目指すもので、今回のテーマは、一般財団法人食品環境検査協会・神戸事業所・主席の飯山明さまから基調講演として「HACCP(ハサップ)について」、また先進事例として、マルイ食品(株)・品質管理部・部長の児島博徳さまから実践報告をお話いただきました。
最後に、パルコープ商品検査室より商品クレームの現状と対策について報告を行いました。
参加者からは「改めて品質管理の重要性を再認識した」「先進メーカーの事例が参考になった」「組織は違うが生協組合員さまに、より安全なものを提供しようと努力する仲間に励まされた」「このような社を越えたとりくみは他にないので継続してほしい」など好評で、今後ともいっそう“組合員さんに安心を届けられるようがんばる”という皆さんの熱気に満ちたものとなりました。

HACCP(ハサップ)とは?

■HACCPは、安全で衛生的な食品を製造するための管理方法で、問題のある製品の出荷を未然に防ぐことが可能なシステムです。

■原材料の受入から最終製品までの各工程ごとに、微生物による汚染や異物の混入などの危害を予測した上で、危害の防止につながる特に重要な工程を連続的・継続的に監視し、記録することにより、製品の安全性を確保する衛生管理手法です。
これまでの最終製品の抜き取り検査に比べて、より効果的に安全性に問題のある製品の出荷を防止できるとされています。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1685件(前年同月1735件)
検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 1183 10 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 64 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 315 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 98 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
外注検査に出したもの 25 なし 問題ありませんでした。

2015年11月度検査状況 15年10月21日~15年11月20日

【商品の相談受付状況】355件(前年同月375件)

人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。


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