商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2015年5月度 そうめんつゆ

写真【CO・OP そうめんつゆストレート】
半分くらい使って一週間ほど冷蔵庫で保管していたら白い物が浮いていた。賞味期限内なのになぜですか?

検査室からのお答え

顕微鏡検査の結果、カビとわかりました。この商品は、製造時に高温殺菌(100℃以上)を行なっておりますので、未開栓の状態(密封状態)ではカビなど微生物は死滅しております。しかし、保存料などを使用してないため一度開栓されますと、空気中に浮遊しているカビの胞子がボトル内に混入し、内容液中で繁殖します。清潔に清掃された室内や冷蔵庫内で保管されていた場合でも、数日で生育してしまうことがあり、開栓後微生物を完全に抑制することはできません。
ビンのラベルに表示されています「≪開栓後要冷蔵≫開栓後は空気中の雑菌が混入し腐りやすくなりますので、なるべく1回で使い切っていただき、残った場合はふたをしめて必ず冷蔵で保存し、2~3日以内を目安に」お使いいただきますようお願いいたします。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1382件(前年同月1175件)
検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 996 4 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 62 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 253 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 71 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。

2015年5月度検査状況 15年4月21日~15年5月20日

【商品の相談受付状況】 339件(前年同月399件)

人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。


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