商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2015年3月度 新玉ねぎ

お申し出

届いて何日もたたずにカビが生えていた。なぜでしょうか?
また、どのように保管すればいいか教えてください。

検査室からの回答

 春に収穫後すぐ出荷しているのが「新玉ねぎ」。柔らかく甘みが強いのが特徴です。
 春収穫して乾燥させてから貯蔵する「玉ねぎ」とは違い、新玉ねぎは乾燥させていない分、産地での生育中や保存中に湿度が多く、乾燥が弱かった場合にカビが発生することがあります。このカビは、パンなどに生えるようなカビではなく、皮の部分にだけ付着する場合が多く皮を剥くとその下はカビもなく、食することができます。
 また、新玉ねぎは、密封された場所と水分に弱い野菜なので、湿気があり、空気の逃げ場が無く、密集した場所だとすぐに傷みが発生します。冷蔵庫は、温度は低いですが湿度が高く、空気の逃げ場があまりありません。できれば風通りがよい場所で保存し、できるだけ早く食することをお薦めします。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1554件(前年同月1356件)

〈1月度検査状況(15.1.21~15.2.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 1161 6 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 62 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 241 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 89 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。

外注検査に出したもの

1 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】483件(前年同月520件)

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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