商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2013年7月度

<2013年7月度検査状況 13年6月21日~13年7月20日>
残留農薬 残留放射線 微生物 食品添加物 外部委託 卵質 合計
新規
事前商品
17 17 340 27 0 5 406
既存
取扱商品他
41 92 551 6 0 205 895
合計 58 109 891 33 0 210 1301(昨年度:1063件)

 ★ 再検査・継続検査を要するものが、微生物検査で7品ありました。
     微生物検査・理化学(残留農薬・食品添加物・残留放射能)検査とも、商品回収・人体危害に
     かかわる不適合はありませんでした。 
 ★残留放射線検査:生鮮・一般食品を検査し、すべて検出せず(検出限界は20ベクレル/kg)でした. 
 ★卵質検査:1品品質バラツキが確認され、産地点検実施し製造管理の徹底を要請しました。

●肌トラブルが起きる前に
化粧品は「パッチテスト」をしてから使用しましょう!●

夏に受けた紫外線の影響や気温変化による体調不良で、秋口のお肌はトラブルが起きやすいため、特にこの時期は、必ず化粧品のパッチテストをしてからご使用ください。

〈簡単なパッチテスト方法〉
(1)化粧品適量を、夜(入浴後)に二の腕の内側に塗ります。
(2)24時間様子をみて、腫れやかゆみ、赤みが出ていないかを
  確認します。
(3)二の腕のテストで問題がなければ、フェイスラインなどに
  少量を塗って、再度赤みなどが出ないか確認します。。

※パッチテストの途中で炎症などが出た場合は、すぐに中断して洗い流してください。症状が続いたときは必ず“その化粧品を持って"医師に相談しましょう
※生協の化粧品は、商品案内に『お問い合わせ用のフリーダイヤル番号』を掲載しています。成分等お問い合わせください


<2013年7月度商品相談受付状況>
主なお申し出状況(昨年度)
人体有症 0件(3件)
異物混入 67件(60件)
異味異臭 21件(19件)
他意見・質問など 342件(346件)
合計 430件 (428件)

★人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

~冷蔵保管でも過信せず要注意!?~

 細菌の増殖に最も適した温度は菌の種類によって異なり、一般に低温菌(最適増殖温度;12~18℃、0℃で増殖可能)、中温菌(最適増殖温度;30~38℃)、高温菌(最適増殖温度;55~65℃、一部の菌は95℃でも生育可能)の3つにわけられます。自然環境中に存在する細菌は比較的低温を好むといわれています。食中毒などの病原細菌の多くは中温菌で動物の体温に近い温度が増殖に最適となります。

一般に微生物は温度が下がるほど増殖しにくくなります。食中毒細菌の多くは中温細菌と呼ばれ10℃以下では増殖しにくく、0℃になるとほとんど活動できなくなります。冷凍によって微生物の増殖は抑えられますが、完全に死滅してしまうわけではなく、解凍後に再び増殖します。食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。肉や魚などの生鮮食品やお総菜などは、購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。なお、冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しますので、冷蔵庫を過信せず、早めに食べることが大事です。

<低温でも増殖する食中毒菌の例>
 エルシニア菌:5℃以下でも増殖します。
         主に家畜などが保菌し、汚染された食肉などを通じて感染します。

 カンピロバクター菌:低温に強くて4℃でも長期間生存します。
               鶏肉などの肉類は汚染されている可能性も高いです。

 リステリア菌:土壌など自然界に存在する菌です。アメリカやヨーロッパなどでは、未殺菌乳から
          作られたチーズ、加熱不足の肉、調理済み食品などが原因となって、
          食中毒が発生しています

放射性物質による問題への取組みはこちら

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