食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
残留農薬 | 残留放射線 | 微生物 | 食品添加物 | 外部委託 | 卵質 | 合計 | |
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新規 事前商品 |
19 | 14 | 464 | 27 | 0 | 0 | 524 |
既存 取扱商品他 |
45 | 80 | 506 | 2 | 0 | 136 | 769 |
合計 | 64 | 94 | 970 | 29 | 0 | 136 | 1293 (昨年度:914件) |
主なお申し出状況(昨年度) | |
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人体有症 | 2件(4件) |
異物混入 | 55件(52件) |
異味異臭 | 17件(19件) |
他意見・質問など | 307件(313件) |
合計 | 381件 (388件) |
★人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。
気温・湿度が上昇してくると細菌性食中毒の発生が増加してきます。
中でも、魚やイカ、ウニや貝などの魚介類を原因として発生する腸炎ビブリオによる食中毒は、
夏場(6月~10月)に猛威をふるいます。
腸炎ビブリオは海水や海底の泥に存在し、海水の温度や気温が上昇すると海水中で大量に増殖して魚介類に付着して運ばれます。腸炎ビブリオは真水のなかでは生きていけないので、魚介類を調理する前に水道水などで十分に洗うことがポイントです。
また腸炎ビブリオは、一般の細菌に比べても増殖するスピードが速いのが特徴です。
腸炎ビブリオは熱に弱いので、魚介類を加熱調理すると食中毒を防ぐことができますが、気温が高い夏場に生魚や刺身など冷蔵管理できていないと細菌が急速に増加しますので、それをそのまま食べると食中毒の発生を招いてしまいます。
<腸炎ビブリオ菌の特徴>
・ 塩水を好むが、真水には弱いという性質があります。
・ 増殖能力がすぐれており、短時間で増殖します。
・ 熱には非常に弱く、低温(5℃以下)になると増殖がにぶくなります。
<腸炎ビブリオ食中毒予防のポイント>
・腸炎ビブリオは4℃以下では増殖しません。魚介類を保存するときは、冷蔵庫のチルド室(0~4℃) がおすすめです。また、生魚やお刺身の買い物は出来るだけ、一番最後に買い、寄り道せずにまっすぐ帰るようにしましょう。
・生の魚介類の下ごしらえをすると、使用したまな板や包丁などは腸炎ビブリオに汚染される可能性があります。他の食品への汚染が広げないよう、魚介類を調理したら、まな板と包丁などの調理器具は洗剤を使って洗浄し、熱湯で消毒しましょう。また、手も石けんを使って十分洗浄しましょう。
・魚介類を調理する場合、ウロコや内臓を取ったあとも十分に流水で洗浄しましょう。
・ 生の魚の肉汁や水分が果物や野菜、調理後の食品にかからないようにしましょう。