食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
残留農薬 | 残留放射線 | 微生物 | 食品添加物 | 外部委託 | 卵質 | 合計 | |
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新規 事前商品 |
30 | 16 | 364 | 26 | 0 | 0 | 436 |
既存 取扱商品他 |
38 | 78 | 488 | 0 | 0 | 121 | 725 |
合計 | 68 | 94 | 852 | 26 | 0 | 121 | 1161 (昨年度1074件) |
主なお申し出状況(昨年度) | |
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人体有症 | 3件(2件) |
異物混入 | 48件(69件) |
異味異臭 | 15件(19件) |
他意見・質問など | 289件(362件) |
合計 | 355件 (452件) |
★人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。
そろそろ気温も上がってきました。気温・湿度が上昇してくると細菌性食中毒の発生が増加してきます。食中毒は年間を通じて発生していますが、季節によってその傾向が違っています。
*厚生労働省資料より作成
これからの気温が高くなる季節には、サルモネラや黄色ブドウ球菌などの細菌性の食中毒の発生件数が増加してきます。10月ごろには、キノコ中毒などの自然毒による食中毒が多くなり、冬場はウィルス性の食中毒の発生がピークを向かえます。 細菌性食中毒の特徴は、食品の中で増えた食中毒菌や食中毒菌が産生した毒素を食べることなどで起きます。
食中毒菌が増えていても、食品の味や臭い、外観を変化させません。
主な症状は、胃腸炎症状(腹痛、下痢、吐き気、おう吐など)や、発熱、頭痛などです。
基本的には人から人へ直接移ることはありません。(O157等は人から人へ感染することがあります)
<細菌性食中毒を予防するための三大原則>
・つけない(清潔)
基本は手洗いです。調理前には必ず石鹸でよく手を洗う事が必要です。
また、清潔な調理器具を使用することも大切です。
・増やさない(迅速・冷却)
食中毒の原因になる細菌は、室温では急激に増殖します。
買い物に行ったら、食品は速やかに冷蔵庫に入れる事が大切です。
また、冷凍食品の解凍は常温ではなく、電子レンジか冷蔵庫内で行いましょう。
・殺す(加熱)
細菌性食中毒の予防には加熱処理がポイントです。
調理済みの食品の温めなおしもしっかり行いましょう。
(ただし、黄色ブドウ球菌のように耐熱性の毒素は加熱処理は効果がありません。
また、ボツリヌス菌などのように細菌によっては加熱によって完全に死滅せず、
加熱後時間の経過とともに再び増殖してしまいますので気をつけましょう。)
*大阪市では、7月から9月の間、食中毒が発生しやすい条件になる日に食中毒注意報を発令し、保健所(生活衛生監視事務所)及び各区役所等で「食中毒注意報発令中」の掲示や「食中毒の予防」に関する情報を「テレホンサービス」及び大阪市ホームページにて提供されています。