商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2011年8月度 さんま

<2011年8月度検査状況 11年7月21日~11年8月20日>
残留農薬 残留放射線 微生物 食品添加物 外部委託 卵質 合計
新規事前商品 11 4 304 36 0 0 355
抜取商品 34 43 332 0 0 42 451
調査品他 3 1 22 0 1 0 27
合計 48 48 658 36 1 42 833

見学件数:1件8名

★8月度は833件の検査(昨年741件)と商品の相談受付は432件(昨年472件)でした。
★微生物検査・理化学(残留農薬・食品添加物)検査・残留放射線検査とも、商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
★腹痛下痢、スキントラブルなどでの、同一商品の複数発生はありませんでした。

●商品お問い合わせ紹介●

<お申し出内容>
さんま(パクパクさんま開き・フレッシュさんま)
商品の表面に青や緑の物がついています。これは何でしょうか?

<検査室からのお答え>
 ご心配をおかけしました。お申し出の青や緑に見える点は、サンマのウロコです。
 皮面から完全除去はしていませんので、付着したままの場合があります。製造工程において、ウロコや魚体表面に付着している雑物の除去を目的とした洗浄を行なっていますが、過度の洗浄は品質の低下を招くため容易に回数を増やすことはできないのが現状です。
  尚、万一食べられたとしても、ウロコですので体調に影響を及ぼすことはありません。


<2011年8月度商品相談受付状況>
主なお申し出状況(昨年度)
人体有症 3件(4件)
異物混入 49件(51件)
異味異臭 26件(25件)
他意見・質問など 354件(392件)
合計 432件(472件)

 

~キノコ食中毒に気をつけて~

9月・10月、キノコを秋の味覚として採集して食べる人も増えます。昨年は、キノコ中毒の発生は91件、患者数は263人でした。中毒のほとんどは、自分で採取し家族で食べて発症しています。食用として食べられていたスギヒラタケによる急性脳症の発生を疑う事例も報告されています。もし、体調に異常を感じたら、直ちに医療機関を受診しましょう。

  • 確実に鑑定された食用キノコ以外は絶対に食べない。
  • キノコ採りでは、有毒キノコが混入しないように注意する。
  • 「塩漬けすれば毒キノコでも食べられる」、「タテによく裂けるものは食べられる」などの“言い伝え”は信じない。
  • 図鑑などで、勝手に鑑定しない(食用のキノコでも、生の状態で食べたり、一度に大量に食べると食中毒になるものがある)。
  • 食用のキノコと確実に判断できないキノコは、絶対採らない、食べない、人にあげない。

放射性物質による問題への取組みはこちら

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