商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2010年7月度 産直デラウェア

<2010年7月度検査状況 10年6月21日~10年7月20日>
残留農薬 微生物 食品添加物 外部委託 卵質 合計
新規事前商品 30 447 37 0 0 514
抜取商品 6 476 3 0 56 541
調査品他 14 130 0 1 4 149
合計 50 1053 40 1 60 1204

見学件数:1件 7名

★7月度は1204件の検査(昨年940件)と商品の相談受付は444件(昨年423件)でした。
★検査の結果、人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
★新規取扱い事前検査で、2品に再検査を要するものがあり、再検査実施し、問題のないことを確認しました。
★ハート栽培農産物事前検査で、5品について残留農薬が検出され、器具からの汚染(1品)と、周辺畑からの飛散(1品)、使用農薬の記録もれ(3件)が原因と判明し生者・販売者への管理徹底を要請しました。
★腹痛下痢、スキントラブルなどの同一商品の複数発生はありませんでした。

●商品お問い合わせ紹介●

<お申し出内容>
【産直デラウェア】
ほとんどの実が落ちていて、茎の色も悪く、古い物の様に見える。パック詰めの段階でわからないの?

<検査室からのお答え>
 正常品をお届けできず本当に申し訳ございません。
 7月はビニールハウス物と露地物との切り替え時期で、樹が弱りやすい傾向にあります。更に、今回お届けしたデラウェアは、気温が高い状況が続き、樹が脱水症状に近い状態になったものと思われます。そのために、水分が行き渡らず「脱粒(房から実が取れてしまう状態)」が起こってしまいました。産地での収穫時にはまだ脱粒していなかった物が、出荷後の時間の経過とともに取れてしまった事が考えられます。

 樹が弱るこの時期には水を多く与える事とともに、出荷に関しては更に慎重に点検作業をおこなうよう要請いたしました。同時におおさかベジタブルセンターに伝え、同じような状況が発生しないよう検品強化をし支所へ出荷してまいります。

<2010年7月度商品相談受付状況>
主なお申し出状況(昨年度)
人体有症 12件(7件)
異物混入 41件(48件)
異味異臭 30件(39件)
他意見・質問など 361件(329件)
合計 444件(423件)

 


~賞味期限・消費期限日表示について~

 食品の買い物時、商品を選定する際のポイントとして賞味期限・消費期限がいつまでかということが、気になりますね。でも、食品を買ったものの冷蔵庫に入れたままにしておいたらいつの間にか賞味期限が過ぎていたという経験はありませんか?賞味期限が切れてもその食品が直ちに食べられなくなる訳ではありません。 期限表示(賞味期限や消費期限)を正しく理解して、食品を無駄にすてず、環境のことも考えた食生活を送りましょう。

<期限表示とは何?>

 全ての加工食品には、賞味期限又は消費期限のどちらかの期限表示が表示されています。
(*一部の食品を除く)

注意!!
期限表示は、開封前の期限が表示されていますので、一度開封した食品は、表示されている期限にかかわらず、早めに食べるようにしましょう。
このため、開封後の商品の日持ちについては、消費者が自ら判断する必要がありますので注意してください。

★賞味期限=おいしく食べることができる期限です。
この期限を過ぎても、すぐ食べられないということではありません。
定義:定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。

★消費期限=期限を過ぎたら食べない方が良いんです。
定義:定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう。

*期限日表示が省略されている食品*

品質の変化が極めて少ないものは期限日表示の省略が認められているものがあります。
例:食塩、砂糖、チューインガム、アイスクリーム類など

放射性物質による問題への取組みはこちら

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