食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
★ 6月度は1125件の検査(昨年983 件)と商品の相談受付は454件(昨年489件)でした。
★ 検査の結果、人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
★ 新規取扱い事前検査で、1品に再検査を要するものがあり、再検査実施し、問題のないことを確認しました。
★ 腹痛下痢、スキントラブルなどの同一商品の複数発生はありませんでした。
<お申し出内容>
【まるごとえびフライ(20尾入)】
いつもと衣の感じが違っていて、1匹ずつ切り離せない。
一度溶けたものがもう一度凍ったように見える。
<検査室からのお答え>
正常品をお届けできず本当に申し訳ございません。
製造記録を調査したところ、一部の商品について、急速冷凍を行ってから袋詰めまでの作業に時間がかかり、商品が滞留して商品の凍結状態が緩んでしまった可能性が考えられました。この商品は、仕入れた原料のエビを洗浄し、衣をつけてから重量検査を行い、急速冷凍を行なって袋に詰めて包装いたします。できあがった商品を作業者による目視検品を行い、内箱に詰めてフィルムをかけ、金属探知機、重量検知器を通過してからダンボールに詰めて出荷しております。
また、この商品は出荷後の輸送過程での衝撃や振動によって衣が落ちてしまうことがあるため、袋の中を軽く脱気しています。しかし、同じ日に製造した商品を確認したところ、この脱気が過剰に行われ、真空包装に近い状態でした。このような要因も重なり、えびフライ同士が押さえつけられるように圧力を受けて、くっ付いてしまったものと考えられます。
製造過程において急速凍結した商品は迅速に袋詰めを行うようにし、袋の脱気についても、えびフライ同士がくっ付かない程度にするよう指導いたしました。また、できあがった商品についても、点検強化を行うための担当者を新たに配置するようにいたしました。
主なお申し出状況(昨年度) | |
---|---|
人体有症 | 13件(5件) |
異物混入 | 52件(77件) |
異味異臭 | 34件(31件) |
他意見・質問など | 355件(376件) |
合計 | 454件(489件) |
食品には食品衛生法、JAS法など法律にそって、様々な情報が表示として記載されています。食品表示は、消費者にとって食品を選択する上で無くてはならない情報です。
とくに、食物アレルギーは個人によっては、重篤な症状を引き起こす可能性がありますので、アレルギー表示は間違いがあってはならない重要な情報となります。
食品を食べることでおこるアレルギーを「食物アレルギー」といいます。「食物アレルギー」がおきるかどうかや、アレルギーの原因となる食品の種類や量には、個人差があります。また、同じ人であっても、その時の体調によって、アレルギー症状の程度が変わります。
アレルギーの原因となることが、知られている食品が使われたかどうかがわかるように原材料の表示がしてありますので、確認してみてください。
2010年6月4日から、従来のアレルギー表示義務品目の5品目が7品目に変更となりました。
アレルギーの原因となることが知られている食品のうち次の7品目は、患者数の多さや症状の重さから、原材料として使った場合だけでなく、原材料を作るときに使った場合も、これらが使われたことがわかるよう必ず表示してあります。
卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに
アレルギーの原因となることが知られている食品のうち次の18品目は、上の7品目と同様に、 これらが使われたことがわかるよう表示することが勧められています。
あわび、いか、いくら、さけ、さば、オレンジ、キウイフルーツ、バナナ、もも、りんご、牛肉、鶏肉、豚肉、ゼラチン、くるみ、大豆、まつたけ、やまいも
*表示義務のある7品目が使われているのかどうか心配な方は、パルコープHP“商品情報検索”で実際の商品の包材に記載されている原材料とアレルギー特定原材料7品目について検索ができます。
《注意》
商品の原材料や包装など変更される場合があります。
アレルゲンや原材料の確認にあたっては、必ず商品そのものの表示をご確認ください。