商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2009年12月度 生協無漂白塩かずのこ

<2009年12月度検査状況 09年11月21日~09年12月20日>
残留農薬 微生物 食品添加物 外部委託 卵質 合計
新規事前商品 17 471 39 2 0 529
抜取商品 18 348 4 2 64 436
調査品他 25 34 0 0 0 59
合計 60 853 43 4 64 1024

★微生物検査・残留農薬・食品添加物検査
すべてにおいて、商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
★新規取扱事前検査
パルコープでの取扱い基準に基づき、3品再検査を要するものがありました。改善・再検査を要請し、2品については、再検査の結果で問題ないことを確認しました。残りの1品については、改善確認中です。
★ハート栽培農産物
組合員さんへのお届け前の検査において、一品目、農薬使用実績報告書に記載のない農薬が検出されました。調査の結果、産地での農薬使用実績報告書への記入モレであることがわかり、報告の徹底を申し入れました。
★人体危害
腹痛下痢、スキントラブルなどでの同一商品での複数発生はありませんでした。

<2009年12月度商品相談受付状況>
主なお申し出状況(昨年度)
人体有症 4件(13件)
異物混入 48件(98件)
異味異臭 30件(66件)
他意見・質問など 285件(342件)
合計 367件(519件)

●商品お問い合わせ紹介●

<お申し出内容>
生協無漂白塩かずのこ300g
かずのこの表面が茶色っぽくなっています。食べても大丈夫ですか?

<調査内容>

ご指摘の部分は抜け切らなかった血の成分ですので食べても問題ありません。
市販されている「漂白数の子」の場合は過酸化水素を用いて血を漂白してしまいます。 その為、全体が等しく黄色になります。
しかし「無漂白数の子」の場合は塩水につけることで血抜きをしますので完全に血の成分を取り除けません。
今回は、時間の経過と共に色が濃くなって目立ってきたものと思われます。
「無漂白数の子」は、全ての数の子を同じ色にすることが出来ないことをご了承ください。しかし、通常通り7~10時間水につけ( 途中2~3回水を替える)薄皮を剥けば黄色い魚卵で、見た目も鮮やかな色で召し上がっていただけます。

色は不揃いですが、「歯ごたえがしっかりしている」「数の子の旨味がある」等ご好評いただいてます。これからも安心してご利用ください。


低温で乾燥した気候は、ウイルスには絶好の環境です。インフルエンザの感染は、一般的に飛沫感染・接触感染により起こります。 インフルエンザウイルスの大きさは0.1μm(マイクロメートル)(1μmは1mmの1000分の1)ですが、咳やくしゃみに伴い出てくるインフルエンザウイルスは、水分に覆われ5μm以上の大きさの飛沫として出てきます。ウィルスを含む飛沫粒子が直径2μm以下になると、空気中で水分が蒸発し、乾燥縮小した飛沫核になり、長時間空気中に浮遊します。

この季節、ウイルスは空気中にたくさん浮遊しています。 こうしたウイルスにやられないようにするには、ウイルスとの接触を避けることが大事です。付着してしまったウイルスをできるだけ早く洗い流すことが大切なのです。特に、ウイルスが付着しやすい場所は、物に触れる「手」と、空気を体内に通す「喉」です。 「手洗い」や「うがい」が感染予防の基本とされるのは、そのためです。 インフルエンザ予防の基本は「手洗い」といわれていますが、 うがいは、ウィルスを除去するだけでなく、喉を潤すことで、 粘膜のウィルス排除機能を高める効果もあります。 外から帰ったら「手洗いとうがい」を習慣づけましょう。

うがいの方法

1.うがいがしやすい量(20ミリリットル)の水、またはうがい薬を希釈したものやお茶
  (お茶の成分のカテキンには殺菌作用が あります)などを使い捨ての紙コップか自分専用の
  コップにとります。

2.口に含んで、まずは「ブクブクうがい」で。

3.次に、上を向いて「ガラガラうがい」。のどの奥まで液が回るように10~15秒程度。
  これを何度か繰り返します。 1回に10秒以上、3回程度が目安です。
  のどの中に入ったウイルスを外に出し、のどの湿り気を保ち感染を予防します。

放射性物質による問題への取組みはこちら

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